英語力を磨いて外資系企業に転職される方々が多いものですが、そもそもの話、外資系企業にいる方々は、あなたよりもずっと前から英語を勉強して、英語で業務を遂行されている方々ばかりです。そのような環境に飛び込んで、レベルの高い業務を得るのは、極めて競争が激しいものです。それなら普通に日本企業に就職して、英語力という点で他の社員よりも抜きん出た存在になる方が、あなたの存在価値は高まります。
とある元キャビンアテンダントの方の経験談ですが、彼女は国際線の専属アテンダントだったのですが、一万時間ほど業務に携わったところで、他の仕事がしたいと思いたったそうです。しかしキャビンアテンダントは、つぶしのきかない職業です。加えてパソコンのスキルも、空港にある専用端末でしか使った経験が無くて、ワード・エクセル・パワーポイントといった基本スキルが無いばかりか、WindowsとMacの違いもわからない有り様でした。当時はまだガラケーの時代だったため、パソコンが無いとインターネットすらほとんど使えない状態でした。
ですがある時ひょんなことから、某中堅商社の面接を受けました。その会社はヨーロッパとも取引があったのですが、実は英語ができる人材が、一人もいなかったのです。丁度当時、ヨーロッパ関連の業務が大きく展開している最中で、英語ができる人材は、喉から手が出るほど欲しがっていたといいます。そんな中、パソコンはできないけど英語ができる人材が現れたのです。面接して即決で採用されたのは、言うまでもありませんね。キャビンアテンダント時代、ビジネス英語に触れる機会はありませんでしたが、英語慣れは確実にできておりましたので、実践の場ではビジネス英語など、すぐに身に付いたといいます。日常的にこういう表現を使う場合、ビジネス英語ではこうだと言われれば、すぐに切り替えができたといいます。採用後すぐに、社長とともにヨーロッパを回り、海外事業の中心スタッフとして活躍できる事となりました。海外事業を最前線で拝見できたので、大変貴重な勉強になったといいます。
これがもし、外資系に応募していたらどうだったでしょうか?おそらくパソコンスキルが無さ過ぎるからと、採用を見送られたかもしれませんし、採用されたとしても、英語を使う業務を回してもらえる可能性は低かったのではないでしょうか?
「外資系」という夢を追いかけるのもいいでしょうが、今の日本では英語力がステータスになる場が、まだまだたくさんあります。夢や憧れではなく、純粋に自分が活躍できる環境を選びましょう。